2002年3月19日に営業運転として登場した伊予鉄道の新型路面電車です。現在は毎年2両ずつ新規投入されており、導入は順調に進んでいます。伊予鉄道の車両としては初めてVVVFインバータを採用し、60kWのモーターを搭載しているため加速・減速力がアップし、在来車両と比べてハイスペックな路面電車となっています(車両の詳しいスペックは公式サイトにて掲載されているため説明を割愛させて頂きます)。定員は47名となっており、座席数がやや少ないですがゆったりと乗れる印象です。

 ねうとんがLRTに乗車して感じたことは、コンプレッサーの音が在来車輌よりも静かになったと思います。東京モノレールのコンプレッサー音とほぼ同じ感じです。それに、側窓が大きくなり、景色が見やすくなりました。VVVFインバーター音は大変静音で(IGBTインバータを使用しているようです)冷房装置やコンプレッサーの音やアナウンスが流れるとモーター音は殆ど聞こえなくなってしまうほどです。

 ただ、サスペンションがかなり柔らかいのでカーブを曲がった時にバスのように左右にユラユラ揺さぶる仕様になっています。ストレスになるほどひどい揺れではありませんが、バス酔いしやすい方はちょっと辛いかもしれません。ですがその反面、ポイントレールを通過する際のジョイントの衝撃が殆どありません。

 また、2107以降の車両は搭載機器が一部変更されコンプレッサーがスクリュー式になり、動作音がほとんど気にならなくなりました。
2005年3月頃に新しく導入された2108です。この写真では本町六丁目行きとなっています。 車内の様子です。ロングシートが2ヶ所あり、運転台の近くには2名分の座席が用意されています。
運転台です。ワンハンドルとなっており、速度計は90km/hまで対応しています。 車内には液晶(?)らしきディスプレイが1台設置され、CMが放送されています。
車内案内表示機は2行表示分の大きさで、行き先や停車駅名などをスクロール表示します。 ドアは大きなガラス窓を取り付けて、外の景色を見やすいように配慮されています。