車両紹介や鉄道模型などで取り上げた語句・用語について詳しく説明します。50音順に並べておりますのでご覧ください。なお、説明文で分かりづらい点などがありましたらメールフォームにてご連絡くだされば追記・訂正いたします。 緑色の語句は鉄道全般の用語で、ライトブルーの語句は鉄道模型用語となっています。 | ||
圧縮機 「コンプレッサー」を参照してください アーノルドカプラー 多くのNゲージに使われている世界共通のカプラー。ドイツの「アーノルド」社が開発した鉄道模型用連結器です。 アプト式 ラックレールに車輌の歯車をかみ合わせて急勾配を登る方式をアプト式と言います。大井川鉄道などで見ることが出来ます。普通の車輌では100‰(道路標識で言いますと10%の上り坂)を登るのが限界ですが、ラックレールを用いることで250‰(道路標識で言いますと25%の上り坂)の急勾配も登ることが可能です。世界一きつい傾斜を登るスイスのピタラス鉄道では480‰(道路標識で言いますと48%の上り坂)という、とてつもない傾斜を車輌が登っています。 イコカ JR西日本がICカードを用いた自動改札システムをイコカと言います。JR東日本のSuicaと仕組みはほぼ同じです。簡単に言いますと、スキー場のリフトを乗るときに使うリフト券とほぼ同じで、パスカードなどに入れたままICカードを改札機のセンサーに近づけるだけで改札機を通過出来るという大変便利な改札システムです。JR西日本だけでなく関西の私鉄でも採用され始めております。現在、JR東日本エリアでもイコカが使えるように両社が開発を進めているそうです。 伊予鉄道(伊予鉄) 愛媛県にある私鉄道会社です。おもに松山市に郊外電車と路面電車、路線バスを運行されています。現在では路面電車で毎年新型車両を2両導入されています。 インレタ 圧力を加えると粒々(肉眼では見えない)が割れてノリの成分が出て貼り付けられるシールのようなもの。鉄道模型車体の型番標記に欠かせない物となっています。 ウエイト 車輌の重量。 エンドレス 終点がないレール配置。鉄道模型のレイアウトではこのパターンが多くなっています。 オムロン 自動改札機を最初に開発した会社です。他には信号機(道路にある普通の信号機です)や体温計などの精密機械を中心に開発・製造しています。 オーバーラン 電車が駅に停車する位置を超えてしまうことを言います。 |
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回生ブレーキ 減速時にモーターを発電機にさせ、発電した電気を架線に戻し、別の走行している電車に電気を送る事が出来るブレーキです(自転車の発電機とほぼ同じ原理です。)。 架線 電車に電気を供給させる為に作られた電線の事を架線といいます。架線と普段は呼ばれていますがこれは略称で正式名称は架空電車線なのです。架線の材質は銅で、最近は銅の中に鉄やアルミなどの金属を入れており、太さは15mmです。架線は1本ですが、架線を安定して支えるために架線の上に吊架線という線があり、架線と吊架線との間にハンガーという線で繋げています。このような架線の吊り方をシンプルカテナリと呼ばれおり、普通の鉄道でよく見かけます。 しかし、この吊り方だと新幹線など高速で走行している車輌だとパンタグラフが架線を擦りながら通過する際に架線が大幅に揺れて後部のパンタグラフと架線が外れてしまうので、吊架線と架線の間にもう1本の補助吊架線という線を作り、架線が揺れにくくするようにした架線をコンパウンドカテナリと呼ばれています。 カプラー 連結器のことを言います。 ギャップ レールとレールの間に絶縁物を入れて電気を絶縁する所。鉄道模型のポイントレールには必ずギャップが設けられ、ショートを防ぐようになっています。 貫通ブレーキ 連結されている車輌全てに作動させるブレーキを貫通ブレーキと言います。 軌間 レールとレールの間の距離のこと。標準軌と呼ばれるレール幅は世界標準のレール幅になっており、長さは1435mmに決められています。 狭軌 標準軌よりレール幅が短いレール幅を狭軌といいます。JR東日本や大半の私鉄で採用されているレール幅です。日本でよくある狭軌の長さは1067mmですが、京王電鉄京王線では1372mm、近鉄北勢線は762mmなど様々なレール幅があります。日本の鉄道で1067mmの狭軌が採用されている所が多い理由は建設費を安くするためだそうですが、標準軌の方が速度が速い列車を運行させるには良いので新幹線のレール幅は標準軌が採用されたとのことです。 キヨスク(KIOSK) JR東日本の駅にある売店の名前です。KIOSKの語源をさかのぼると、ペルシャ語の「宮殿」という意味の「コーシュク」になるそうです。1973年に当時の鉄道弘済会が創立40周年を記念して駅にある売店の愛称として名付けました。KIOSKを「キオスク」と呼ばずに「キヨスク」と読んでいる理由は、「清く」「気安く利用して」という思いを込めるために呼び方を変えたそうです。 空気バネ 圧縮した空気を利用したバネを空気バネと言います。自転車のタイヤも空気バネとほぼ同じです。 空気ブレーキ 空気圧を利用したブレーキを空気ブレーキと言います。 櫛形ホーム 行き止まりの形をしていて、終点の駅で見られるホーム。停車している電車の前面を真正面から見れるようなホームでJR上野駅(特に常磐線のホーム)や小田急新宿駅のホームが該当します。 クロスシート 座席が進行方向に直角に設置されており、乗客が進行方向またはその逆方向に座るシートをクロスシートと呼びます。横型座席とも言われています。 甲種輸送 電車などを機関車で牽引して輸送することを言います。製造された車両を車庫まで運搬する時によく使われます。 交直流切り替え 電車が使う電気が交流を直流、または直流を交流に切り替えることを言います。一般に切り替えは惰行運転の時に切り替える方式が多いですが、駅などに停車している際に電気を切り替える方式もあります。 広軌 標準軌よりレール幅が広いものを広軌と言います。日本の鉄道でレールの幅を広軌で敷設している所はなく、海外の鉄道で採用されています。幅は一番長い物で1676mmのレール幅があるようです。 コンプレッサ 電車で使用する空気(ドアの開閉やブレーキに使います)の圧力を高くするために空気を空気ために圧縮させる機械です。最近はスクリュー式コンプレッサが登場し、コンプレッサ動作時の「ガコガコ・・・」という音が無くなりました。 |
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集電装置 架線や第三レールから集電する(電気を供給する)ための装置を集電装置と言います。 主回路装置 電車のモーターに流す電気を制御する装置のことを主回路装置と言います。 手動ブレーキ 手動で減速させるブレーキを手動ブレーキと言います。 シーメンス社 VVVFインバータを開発しているメーカーの1社です。医療機器、補聴器、自動制御ドライブや照明などを開発・製造しています。ここで作られたインバータは主に京浜急行の車輌に使われており、発進時などに「ドレミファソラシ〜・・・♪」と音階が鳴る特徴があります。 自動改札機 誰もが知っているとは思いますが、切符の改札を機械が行う機械を自動改札機と言います。オムロンが6年間開発し、最初に自動改札機を導入したのは1967年に京阪急行電鉄が北千里駅でした。ちなみに、1台の自動開発機の値段は約600万円だそうです。現在の自動改札機の性能は良く、切符を横や斜め、裏にひっくり返した切符を入れても正常に処理できます。他にも普通切符や、定期券・回数券・プリペイドカードやICカード(Suicaなど)など多種の切符が使えるようになっています。 自動起床装置 運転士や駅員が朝起きが苦手な場合に用いる「目覚まし時計」。自動起床装置は敷き布団の下にセットする空気袋でセットした時間になると空気袋に空気が送られたり止められたりという動作を繰り返します。すると、体が持ち上がったり揺らされます。仕組みは簡単なのですが、目覚まし時計と比べて効果は抜群だそうです。この装置は新光電業というメーカーが製造されており価格は約10万円と大変高価ですが、この装置で起きない人は普通はいないと言われるほど強力です。 シーナリー 鉄道模型に広がる風景(木・草・山・川など)を指します。うまく作り出すほど鉄道模型がリアルな雰囲気になります。 自励式コンバータ 交流の電気を直流に変換する電気変換装置です。以前では整流器などで交流から直流に電気を変換していましたが最近よく使われるようになった回生ブレーキ(チョッパ制御、VVVFインバータ制御)を使用する時に発電した電気を架線に戻す為に直流を交流する必要があります。しかし、整流器では直流を交流に変換することは出来ません。そこで、交流から直流に電気変換したり逆に直流から交流にも電気変換が出来るために自励式コンバータが登場しました。これは主に新幹線などの交流電気で走行するVVVFインバータ制御車両に使われています(在来線ではE501系やE653系などに搭載されています。) 車内案内表示器 各車両のドアの上にLEDで作られた表示器を設置し、次の停車駅名を表示させるシステムです。209系以降の「走るんです」シリーズから設置されるようになりました。最近はVISにより、所要時間、乗り換え案内などの様々な情報も表示する車輌が登場しています。 常点灯システム 列車が停車あるいは低速走行の時でもライト・車内灯が明るく点灯するシステム。パルス信号のように電気を流したり流さなかったりというサイクルで電気を送り、車両のコンデンサに電気を貯めて車内灯を点灯する仕組みになっています。TOMIXが開発したシステムです。 信号場 列車のすれ違い特急車両の追い越しをする為の施設を信号場と言います。江ノ電や箱根登山鉄道などで見かけます。 真空ブレーキ 空気の負圧を利用するブレーキを真空ブレーキと言います。 スイカ Suicaを参照してください。 スイッチバック 線路をジグザグに敷設し車輌が前進・後進を繰り返して急な上り坂を登っていく方法です。昔は距離の長いトンネルを掘る技術がなかったためこのようなスイッチパックをして登るという名残が箱根登山鉄道と木次線で残っています。 ストラクチャー 鉄道模型の建物を指します。鉄道模型での駅舎やホームなどが代表例です。 セミクロスシート ロングシートとクロスシートが混在している座席をセミクロスシートと呼びます。ドア付近の座席が2〜3人用のロングシートが設置され、他の場所にはクロスシートを設置している形態が多いです。近郊形電車内はセミクロスシートになっています。 相互直通運転 いくつかの鉄道会社で相互に他の会社の路線に電車を運転させる事を言います。 相対式ホーム 複線の線路の両側にそれぞれホームがある形を相対式ホームと呼びます。JR武蔵野線の駅ホームや、つくばエクスプレスの快速列車通過駅ホームなどが代表例です。 操車場 貨物列車の編成を変えたり、車輌を交換したりする施設を操車場と呼びます。 |
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第三軌条 第三レールを参照してください。 第三セクター鉄道 JR(第一セクター)、私鉄(第二セクター)に属さない鉄道で、地方団体や民間企業・銀行などが出資して作られた鉄道を第三セクター鉄道と言います。つくばエクスプレスも第三セクター鉄道です。 第三レール @普通の鉄道では車輌を走行させるためにレールを2本敷設しますが、その隣りにもう1本電気を供給させるために敷設されたレールを第三レールまたは第三軌条と呼びます。地下鉄など線路に人が出入りしない所で、架線を設置するとトンネルを大きくしなければいけないため、建設のコスト削減などの理由から採用されていたようです。現在、第三レールが使われているところは徐々に減ってきています。これは相互直通運転をする車輌が出入りするなどで架線に切り替えるところもあるようです。 Aラックレールの意味として第三レールと呼ばれるところもあるようです。 …第三レールには2つ意味がありますが、主に電力を供給させる目的で敷設されたレールの方がよく言われています。 ダイナミックブレーキ 摩擦を利用して減速する以外の方法で減速させるブレーキをダイナミックブレーキと言います。回生ブレーキと発電ブレーキはダイナミックブレーキの代表的な物と言えるでしょう。 耐用年数 車輌自体の価格の元がとれるように計算する目安として定められているもの。機関車(蒸気・電気)は18年、電車は13年、ディーゼルカーは11年、貨車が20年になっています。この年を超えれ活躍すれば、車輌の元が取れるそうです。耐用年数が過ぎても普通の車輌ならば、それほど老朽化はしていないので実際には20〜40年は使われるそうです。 縦型座席 「ロングシート」を参照してください。 ダブルデッカー 2階建て車両をダブルデッカーと言います。2階建てにすることによって乗客を乗せる数が多くなりますが、その反面空間が少なくなるのでダブルデッカーの普通列車は多少窮屈さを感じることがあります。 超低床式電車 電車の床を出来るだけ低くして車椅子を利用している方や足腰の弱いお年寄りにも乗りやすいようにしている車輌を言います。伊予鉄道で導入を進めている2100形や、広島電鉄の5000形が超低床式電車に当てはまります。 超ロングシート 15人以上が座れる座席を超ロングシートと呼びます。 直通空気ブレーキ 空気ブレーキの一種で、直通管という管からブレーキ指令を送りブレーキをするものを直通空気ブレーキと言います。 チョッパ制御 直流直巻きモーターに電気を流したり、流さなかったりする時間を調節し電圧や電流を変化させる制御方式です。従来の抵抗制御と比べて余分な電気を使わずに済み、また回生ブレーキも使用できるため一石二鳥です。 つり革 座らずに立ったまま電車に乗る乗客のために用意されている取っ手のような物。初めて登場した時は革で作られていたため「つり革」と呼ばれていますが、現在は安価で大量生産しやすいビニール製になっています。また、国鉄時代の電車ではつり革の握る部分が円形になっていましたが、最近のつり革はおにぎりのような三角の形をしたものが普及し、手で握りやすい形に変わりました。最近の通勤電車ではつり革の設置数が多くなり、1両当たり約150〜180個も取り付けられています。 デカール 水に濡らして鉄道模型に貼り付けるシール。慣れないとうまく貼り付けにくいですが、大きなシールの場合ではデカールが採用されることが多くなっています。 デジタルATC 列車の停車位置がデジタル信号で車両に送られ、列車の位置を把握しつつ路線の曲線や勾配等の状態を考慮し安定したブレーキ制御を行うシステムをデジタルATCと言います。山手線と京浜東北線でこのシステムが採用されるようです。 電磁吸着ブレーキ 電磁力を利用してブレーキとレールを磁力で引くようにすることでブレーキをかけるものを電磁吸着ブレーキと言います。 転換クロスシート 座席の方向を変える事の出来るクロスシートを転換クロスシートと呼びます。新幹線や特急列車の座席は転換セミクロスシートになっています。シートの回転方法は席の下部にペダルが設置されており、それを足で踏みながら席を回転することが出来ます。 ドアエンジン ドアを開閉される動力源の事をドアエンジンと言います。国鉄時代から活躍している電車のドアエンジンは空気圧で開閉します。これは常にドアに力を入れておくことが出来るからだそうです。しかし、最近では駆け込み乗車などでドアをすぐに開けることが出来るようにドアエンジンはモーター(最新の物ではリニア式)を使っています。 ドアカット 夏や冬で電車が特急列車通過待ちの時に行われる作業で、開いているドアの一部を閉じる事をドアカットと呼びます。3ドア車(211、415系など)は真ん中のドア以外を閉め、4ドア車は進行方向の後ろ側にある方の2つのドアを閉めます。ドアを開けておく数を減らすことで冷暖房の空気を車外に逃げる量が減り、車内は常に快適な温度で、さらに省エネにもなります。 動力集中方式 車輌を走行させる駆動車がまとめられている方式です。貨物列車がその代表的な例です。機関車などを先頭だけに集中させることで、客車・貨車はモーターやエンジンを付けずに済むのでコストを抑える事が可能で、音も静かになるという長所があります。しかし、機関車だけの動力で走行させるため加速力が弱く、また機関車の重量が重くなるため(車輌によっては100トンを超える物もあります)線路を丈夫にしておかなければ、痛みやすくなるという短所もあります。日本の鉄道で動力集中方式を採用している車輌は少ないですが、外国の超特急列車(ICEやTGV)はこの方式を採用しています。 動力分散方式 動力集中方式と仕組みは逆で、今度は各車両が駆動するように駆動車が分散されている方式です。長所、短所は「動力集中方式」でご説明した事柄を逆にしたものなので省略させていただきます。“電車”と呼ばれる日本のほとんどの車輌や新幹線がこの方式です。また、ICEの新型車は従来のICEと動力方式が変わり動力分散方式を採用されているそうです。 |
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排雪器 排障器と似ていますが、こちらは雪を除雪しながら車輌を走行させるために作られた強力な排障器です。雪国の新幹線では必ず付けられています。 排障器 先頭車輌(制御車・機関車)の前面の下にあり、線路上の障害物をはね除ける為の装置を排障器と言います。最近ではスカートとも呼ばれているそうです。 発電ブレーキ 回生ブレーキと似ているのですが、モーターを発電機にして発電された電気を架線に戻すのではなく、抵抗などに繋いで熱に変える方式を発電ブレーキと言います。 走るんです 209系をはじめ、最近登場している新型車で「車輌寿命の半減」「車両重量の半減」「制作費用の半減」と言ったコンセプトで開発された車両を「走るんです」と呼ばれています。これは209系が登場した当時に、マスコミから「使い捨て電車」と呼ばれたことから某使い捨て商品のキャッチフレーズが入り込んで「走るんです」と呼ばれるようになりました。誰がこのような名前で呼び始めたかは分かりません。(newtonがホームページを開設した時には使われていなかった言葉なので・・・) パンタグラフ 電車で使う電気を架線から取り込むための集電装置をパンタグラフと言います。 パンタグラフには菱形(◇型)やシングルアーム形(<形)などの種類があります。 半自動ドア 長距離の近郊電車の一部で使われているドアで、駅に停車しているときもドアが閉まっており、乗客が乗車するときにドアの脇にあるドアスイッチを乗客本人が押してドアを開けて乗車する形式をとるドアを半自動ドアをいいます。電車のドアはかなり重く、力が強い人でないと開けるのが大変なのでドアの開閉はモーターまたは空気圧を利用しています。半自動ドアにしている時は暖房や冷房をした空気が車外へ逃げない為、車内は常に快適で省エネも兼ねています。近郊型のE231系やE531系で見ることが出来ます。また、JR相模線は常に半自動モードで運行されています。 半自動扉 半自動ドア↑を参照してください。 標準軌 世界標準のレール幅として定められた軌間で長さは1435mmになっています。新幹線や阪急電鉄や京浜急行電鉄などのレール幅が標準軌だそうです。 保安ブレーキ 普段使用しているブレーキ(常用ブレーキとも言います)が故障した際に使用するブレーキを保安ブレーキと言います。 ホームドア ホームに設置されており、電車が入線するまではドアが閉まり電車が停車しドアが開く際にホームに設置されたドアも開くという転落防止の為に設置されている物です。東京モノレールや営団南北線などで使われています。つくばエクスプレスも各駅にホームドアを設置するそうです。 ポイント・ツーポイント 起点と終点があるレール配置のこと。普通の鉄道路線はこのレール配置です。 |
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やすらぎ 「自動起床装置」を参照してください。 横型座席 「クロスシート」を参照してください。 |
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ラックレール レールとレールの間に鋸状のレール(ギヤ)の事をラックレールと呼ばれています。大井川鉄道で用いられています。このようにラックレールに車輌の歯車をかみ合わせて急勾配を登る方式をアプト式と言います。 リクライニングシート 座席の背もたれを後ろに倒すことの出来るシートをリクライニングシートと言います。ほとんどの自動車や高速バス、特急列車、新幹線、旅客機の座席はリクライニングシートになっています。最近の物では、背もたれだけでなく腰掛けの部分が前に動かすことの出来る座席もあります。 ループ線 山を一回りするように線路を敷設し、傾斜を緩くして登る方法です。上越線でこの方式で線路が敷設されています。 レイアウト 板の上にレール・車輌・建物・道路・木・草などを設置し、実物を150分の1にスケールダウンした模型を作りあげた物のことを言います。 列車情報管理システム「TIMS」 力行やブレーキの編成全体の管理や制御が行えるもので、従来の車両モニター機能を発展させたシステムです。 ロングシート 7〜8人用や2〜3人用の長い座席が窓に沿って並んでいて、乗客は進行方向の直角に座る形の座席をロングシートと言い、マイナーな言い方ですが「縦型座席」とも呼ばれます。簡単に言うと山手線の電車内の座席がロングシートになります。 |
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ワイドドア車 小田急電鉄1000系の車輌でドアの幅が2メートルもある車輌をワイドドア車と呼びます。ドアは2メートルありますが、現在はドアを開けても1.6メートルまでしか開かないようです(^^; ワンマン運転 運転士1人で運転・ドアの開閉・アナウンスなどを行う運転をワンマン運転と言います。東京モノレールも最近はワンマン運転になりました。つくばエクスプレスもワンマン運転になります(但し自動運転を併用しています)。 |
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ACトレイン JR東日本が2001年に試験車輌を1編成作り、次世代の通勤電車にふさわしい車輌を開発する目的で様々なテストなどを行っている車輌 Advanced Commuter Trainを略してACトレインと言います。形式としては試験車輌なのでE993系になっています。ACトレインの特徴はドアを外吊りドアにし、車内空間を最大限にする事やモーターの回転をギアを使わずそのまま車輪の動力に使う直接駆動主電動機にしているなど、今までの車輌には見られないシステム・駆動方式を盛り込んでおり、まさに次世代のハイテク車輌と言えるでしょう。 ATC 列車と列車の間隔を安全に保つ自動列車制御装置、Automatic Train Controlを略してATCと呼んでいます。現在は、デジタルATCシステムが開発されています。 ATO 電車の運転をコンピュータが全て自動的に操作する自動運転制御装置、Automatic Train Operationを略してATOと言います。もちろんATCの信号も受信して信号に応じた自動運転を行うことが出来ます。つくばエクスプレス、ゆりかもめ、都営三田線、東京メトロ南北線にもATOが搭載されています。 ATS 制限速度を超過している場合(または信号を無視した場合)、自動的に非常ブレーキが作動する自動列車停止装置システムです。自動列車停止装置システムを英語でAutomatic Train Stopを略してATSと読んでいます。 ATS-P 速度照査パターン(例えばA地点は制限速度80km/h、A地点から100M先の地点では制限速度○○km/hなどのパターン)と比較して速度を超過している場合はブレーキが働くシステムで、ATSと比べて連続的に速度を制御することが出来ます。当然、ATS-PのPはパターンの意味です。 Hゴム 車体や窓ガラスなどに使われているゴム。切断したときの形が「H」になっています。 JR Japan Railwayの略称。 KIOSK 「キヨスク」を参照してください。 LRT 超低床電車を運行させ、自動車の交通抑制などを目的とした公共交通システム、Light Rail Transitを略してLRTと言います。伊予鉄道や土佐電気電鉄などで導入を始めています。 MT比 モーター車(M)と付随車[モーターの無い制御車含む](T)の比率を表すことです。例えば10両中、モーター車が6両、付随車が4両の場合、MT比は3:2と表せます。MT比でTの比率が高いときは雨などの時に空転する可能性が高いと見れます。 Suica 「タッチ&ゴー」でお馴染みのICカードを用いた自動改札システム、Super Urban Intelligent Cardを略してSuica(スイカ)と言いますが「スイスイ行けるICカード」の略としても言えます(^^; スキー場のリフトを乗るときに使うリフト券とほぼ同じで、パスカードなどに入れたままICカードを改札機のセンサーに近づけるだけで改札機を通過出来るという大変便利な改札システムです。Suicaが登場したことで改札を通る時間が減って改札口の混雑緩和にもなっているようです。また、SuicaのICカードは使い切りではありません。金額をICチップにチャージする事で再び使うことが出来るのです。Suicaの利用を止める時にSuicaカードを返却するとカード代の500円が戻って来るというデポジット品でもあるのです。Suicaは東京モノレールなどにも導入されるなど使用できる駅がどんどん増えています。 TNカプラー TOMIXが開発した密連型カプラー。連結面がとてもリアルに作られており、連結機能も果たしています。 TX つくばエクスプレス「Tsukuba Express」の略称。シンボルマークにもTXという文字が使われています。 VF車 「VVVFインバータ車」の略語です。つまりVVVFインバータを搭載した電車のことを言います。 VIS 地上から送信された情報(目的地までの所要時間、運行状況、乗り換え案内など)を電車が受信し、各車両のドア上に設置されている車内案内表示器に表示させるシステム、Visual Infomation Systemを略してVISと呼ばれています。常磐線に投入されたE231系や山手線で活躍しているE231系500番台に搭載されています。特にE231系の場合はJRからのお知らせなどの最新情報を次々に受信し、液晶画面に表示されるのには驚きました。 VVVFインバータ VVVFインバータとは、交流モーターに流す電気を調節するために使う制御装置です。以前の電車で使われていたモーターは発進時に大きな力を出すことの出来る直流直巻きモーターが使われていました。しかし、直流直巻きモーターには消耗品であるブラシなどを取り替える手間がかかります。そこで、メンテナンスする必要のない交流モーターを採用する事になりました。交流モーターをなめらかに始動させ、かつ少ない電力で走行するためには交流モーターに流れる電気の電圧と周波数を変化させる制御が一番良い方法とわかり、サイリスタとフィルタコンデンサを利用して電圧と周波数と変化させる制御をしています。このように電圧と周波数を変化させ直流電気を交流電気に変化する事を Variable Voltage,Variable Frequency を略してVVVFと呼び、このような名前で呼ばれるようになりました。VVVFインバータはJRで新しく登場している電車に使われています。 Z型パンタグラフ 「パンタグラフ」のシングルアームパンタグラフの欄を参照してください。 |
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6ドア車 1両にドアが6つある車両の事です。山手線や京浜東北線の車両編成に1〜2両ずつ組み込まれています。 |
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