[Q:08] 負荷をかけるとパソコンの電源が強制的に切れる |
負荷をかけるとパソコンが切れる場合は、電源が足りないか、 どこかのパーツが高温のため保護機能で電源が切れた可能性があります。 1.各パーツの冷却ファンを確認 冷却ファンやヒートシンクにホコリが詰まっていませんか。 空気が通りにくくなると、放熱できず電源が切れる場合があります。 また、マザーボード購入時にはヒートシンクにプラスチックのカバーがついているときがあります。 それらのカバーを外し忘れていないか確認してください。 2.CPUクーラーの再取り付け CPUクーラーが外れていませんか。 手でクーラー全体を揺らして、しっかり固定されているか確認してください。 ねうとんの場合は、CPUクーラーがいつの間にか外れかけていて、この症状が出たことがあります。 このときのCPU温度は99℃となっていました(Intel Core i7 860)。 たいていのCPUはオーバーヒート時に電源が切れるようになっています。 3.VGAカードの周辺を確認 特にファンレス製品のVGAカードは、空気の流れができているか確認してください。 VGAクーラーはCPUクーラーよりもホコリが詰まりやすいので、念入りに点検することをお勧めします。 4.電源出力を計算 HDD増設や新しいVGAカードに交換していませんか。 パーツ増設後に、この症状が出る場合は電源も確認すると良いと思われます。 |
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[Q:07] BIOSは起動するが途中で停止してしまう。しかし、ESCキーを押すとOSが起動できる |
BIOSは起動してもBIOSロゴや、ドライブ名の表示で停止してしまうことがあります。 (MSI製品マザーボードのD-Braket2では「フロッピーディスク初期化中」のLED点灯パターンで停止) ESCキーを押すとOSが起動できるなど、壊れていないようでおかしい動作を起こす場合があります。 少なくとも、BIOSが起動する時点でCPUは大丈夫なので心配しないでください。 特定のパーツまたはドライブに問題が発生していると思われます。 1.ドライブのケーブル接続具合をチェック ドライブの信号ケーブル(IDEケーブル、SATAケーブル)や電源ケーブルは正しく接続されているかチェック。 中途半端な接続ではこのような現象を発生することがあります。 信号ケーブルが逆に接続されていないか確かめます(普通は逆に刺さらないような構造になってます) ケーブルの断線も考えられますので、ケーブルを別のものにしてみてチェックするのも良いと思います。 2.CMOSクリア BIOSの無理な設定変更や、軽い静電気などの誤信号で正しく起動できない場合もあります。 必ずコンセントを抜いて、BIOSをリセットするCMOSクリアを試してみてください。 3.IDE、SATAケーブルをすべて抜いてチェック 信号ケーブルを抜いた状態でブートするところまでBIOSが進めるか確認します。 ここで起動できた場合は、ドライブが故障または相性問題で障害が発生していると考えられます。 4.電源出力を計算 電源出力が足らないと色々な問題が発生してきます。 電源に自信のない場合は要チェックです。 どうしても分からないときは最高級ハイエンド仕様の電源を購入するしかありません。 5.最小構成でチェック 増設したVGAカードやTVチューナなどを取り外して検証してみます。 それでも改善しない場合は購入したショップへ持って行き動作チェックを依頼してください。 |
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[Q:06] 電源スイッチを押しても全く動作しない |
自作パソコン作成で最も冷や汗の出るトラブルです。 電源スイッチを押してもファンもHDDも回らない場合があります。 電源・マザーボードと各パーツの状態に問題があると思われます。 1.CMOSクリアをしてから、この症状が発生した場合は再度CMOSクリア CMOSクリア時にジャンパーピンでショートさせる時間が短くありませんか。 中途半端にデータがクリアされ、電源スイッチを押しても全く動きません。 昔のマザーボードは10秒くらいでクリアされます。 最新の製品だと、30秒以上ショートさせないとクリアできないときがあります。 こういうときは再度CMOSクリアをすれば大丈夫です。 必ずコンセントを抜いて作業してください。 2.電源に電気が供給されているかチェック はじめて自作パソコンを作られた方で、コンセントを挿し忘れてしまっていることがあります。 正しく接続されているか確認し、主電源のスイッチがONになっている確認してください。 3.電源の切り替えスイッチがAC230VになっていたらAC115Vに切り替え 外国向けの電源では要注意です。 購入時に切り替えスイッチがAC230Vになっている場合はAC115Vに切り替えてください。 最近の高級電源は電圧を自動で判別するため、このスイッチがない場合があります。 4.マザーボードとケースとの間にスペーサーを付けているか確認 これが一番恐ろしいトラブルです。 マザーボードの裏面とケースが接触しているとショートして動きません。 そのまま放置していると過熱によりパーツを破損することがあります。 最悪の場合は、火災になってしまうことがありますので十分注意してください。 余分なスペーサーが付いていると、マザーボードの裏面に接触してショートを起こします。 問題がないか十分確認してください。 5.スイッチのケーブルをマザーボードに正しく接続しているかチェック ケースにある電源スイッチのコードを接続し忘れていませんか。 マザーボード接続しておかなければケースの始動スイッチを押しても何も起こりません。 マザーボードのマニュアルをよく見て接続してください。 6.最小構成にして起動できるかチェック メモリは1枚、VGAカードは取り外し、PCIスロットには何もつけないでください。 IDEケーブルやSATAケーブルも全て抜いた状態で起動できるか確認します。 7.ショップにて動作チェック、パーツ交換 マザーボード、メモリ、CPUをショップに持ち込みハードウェアの診断を依頼してください。 どのパーツによるものなのかを調べ問題のあるものは良品を購入して付け替えます。 |
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[Q:05] パソコンの電源を入れても起動せず、警告音が鳴りBIOS CHECKSUM ERRORとなる |
マザーボードに問題があるときに表示されることが普通です。 場合によってはパーツの組み合わせや環境状態によっても発生することがあります。 私もこの症状に遭いましたが、原因をつかむのは難しいです。 このようなメッセージが表示されるのは一部のBIOSが動いているという状態です。 解決は色々な方法を試みていくしかありません。 マザーボードにあるBIOS・マザーボード、メモリに問題がある可能性があります。 1.まずはCMOSクリアをする CMOSクリアとはBIOSを初期状態にリセットする機能です。 必ずコンセントを抜いて作業してください。 BIOSに誤信号が入ってしまうとBIOSが起動でない事もよくあるそうです。 2.電池交換 BIOSの設定を記録している電池(CR2032)が消耗すると発生することもあります。 電池を交換し、CMOSクリアを行ってみてください。 3.ノーブランドのメモリを使っていたらブランド品に交換 ブランド品または永久保障のメモリに交換すると直ることがあります。 またメモリとの相性によっても発生することがあります。 4.最小構成にして起動できるかチェック メモリは1枚、VGAカードは取り外してください。 PCIスロットには何も付けず、IDEケーブルも全て抜いた状態で起動できるか確認します。 5.BIOSの上書き 静電気によってBIOSのデータが壊れると症状が発生する場合があります。 この場合は正常に動いていた時のBIOSのデータをダウンロードします。 それをフロッピーディスクに入れてデータを上書きさせると直ることもあります。 無料保証期間が過ぎて、かつ自己責任のもとで行う時のみお試しください。 6.ショップにて動作チェック、パーツ交換 マザーボード、メモリ、CPUをショップに持ち込みハードウェアの診断を依頼してください。 そして、どのパーツによるものなのかを調べ問題のあるものは良品を購入して付け替えます。 問題の起こりやすいパーツの順番は多い順にメモリ、マザーボード、CPUだと思います。 |
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[Q:04] WindowsXP の起動ロゴが長時間表示されて起動される |
起動は出来るものの、時間が異常にかかる場合があります。 ドライブの設定ミスや相性・不具合が考えられます。 1.ドライブの電源ケーブル・IDEが接続されているかチェック FDDやCD-ROMなどのドライブの電源ケーブルが正しく接続しているかチェックします。 特にFDDの電源ケーブルは小さいので接続を忘れがちです。 ドライブに電源が供給されていないと起動に時間がかかってしまいます。 電源だけでなくIDEケーブルも正しく接続されているか確かめてください。 2.ディバイスマネージャーで1つ1つドライブを無効に設定し、起動時間が短くなるかチェック FDDやCD-ROMを1つ1つ無効にするよう設定してください。 すると、どのドライブに問題があるかが分かります。 もし、あるドライブで時間がかかる場合は、そのドライブを交換してください。 イベントビューアのエラーログを参照すると問題を起こしているドライブを見つけるヒントになります。 3.IDEケーブルを別のものに交換 IDEケーブルに問題があるとデータ転送に支障をきたし、起動に時間がかかることがあります。 4.Windowsの再インストール あまりお勧めできませんが、再インストール(クリーンインストール)を行います。 (普通は1〜3の方法で解決できるはずです) 5.BIOSのアップデート BIOSを最新バージョンに更新してみます。 失敗すると起動できなくなる危険もあるため最終手段の時のみお試しください。 |
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[Q:03] LANケーブルをパソコンに接続したり、抜いたりすると勝手にパソコンの電源が入る |
最近のマザーボードで発生するときがあります。 BIOSの設定で対処することが可能です。 1.BIOSの設定を変更 周辺機器からの信号入力でレジュームする設定があれば、それを切ってください。 もしくはWake On LANの項目があれば、それを無効に設定変更してください。 最近のマザーボードは、LANケーブルの信号で遠隔起動する機能があります。 その誤作動だと思います。BIOSのアップデートで直るかもしれません。 |
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[Q:02] 突然パソコンが再起動するようになった |
今までは安定して動いていたのに突然再起動する症状が出てしまうことがあります。 これらの場合では電源・メモリ・マザーボードに問題がある可能性が高いです。 1.新しく付け加えたパーツを取り外す、ケースファンの電源ケーブルを外す、消費電力の計算 再起動が起こる症状が出始めた数日前にパソコンに新しくパーツを増設しませんでしたか。 取り付けた場合は、そのパーツを外してみてください。 また、ケースファンを動かしている場合は、その電源ケーブルを抜いてみてください。 この処置で症状が改善された場合は電源の出力が足りないということになります。 電源交換を行ってください。 2.室内を20度ぐらいに暖めてチェック 冬場で室内が寒いとパソコンが正しく起動できなくなることが稀にあります。 室温が暖かい時に動くか確認します。 動く場合は、どのパーツのコンデンサが劣化しているか調べ、そのパーツを交換します。 特に格安電源は寒いと出力が低下して不安定になりやすくなるそうです。 ドライヤで電源やマザーボードのコンデンサを壊れない程度に暖めるなどして、調べてください。 暖かい時に起動できるならばコンデンサの劣化が考えられます。 修理を依頼したほうが無難です。 3.ノーブランドのメモリを使っていたらブランド品に交換 ノーブランドのメモリを使っていませんか。 ブランド品または永久保障のあるメモリへ交換すると直ることがあります。 4.別のコンセントにパソコンを接続してチェック 同じコンセントにたくさんの電化製品が接続して動作しているとコンセントの電圧が低下することがあります。 パソコン本体だけは別のコンセントに接続し、正しく動作できるか確かめてください。 電圧が低い場合は、100Vを115Vに変換するステップアップトランスを使うと直る場合があります。 |
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[Q:01] 電源スイッチを押してもBIOSが起動せず画面に何も表示されない |
BIOSが立ち上がらない原因を絞ることはなかなか難しいです。 しかし、時間をかけて1つ1つ原因となるもののを見つけ出せば解決できるはずです。 まずは接続状態について調べてください。 BIOSが起動しないトラブルではメモリ・マザーボード・VGAカードに問題がある事が多いです。 CPUはよほど無理な取り扱いをしない限り、壊れることはほとんどありません。 1.モニタやVGAケーブル、VGAカードに問題が無いかチェック VGA関係に問題が無いか確かめます。 よくあるミスで、VGAカードを挿したのにオンボードの方にVGAケーブルを接続するパターン。 VGAカードを挿すとオンボードのVGAは作動しないようになります。、 取り付けたVGAカード側の方にケーブルをつなぎ変えてください。 また、モニタは正常に動作できるものなのか確かめください。 2.メモリ・CPU・VGAカード・コンセント・電源ケーブルの接続をチェック 特にメモリはソケットが硬いので、慣れていないと中途半端に挿していることがあります。 うまく挿さない場合は片方に力を加えて差し込み、その後に反対側を強く押すと挿しやすくなります。 メモリは意外と力を入れても壊れにくいので、あまり神経質にならなくても大丈夫だと思います。 CPUファンの電源ケーブルをマザーボードに挿さないと起動しないマザーボードもあります。 コネクタに挿し忘れが無いか確かめます。 また、電源の切り替えスイッチが230Vになっていないかチェックしてください。 CPUには田の形をした12Vコネクタに電源を接続しないと動きません。 電源の接続に問題がないか確かめます。 また、マザーボードによっては補助電源が必要な場合があります。 説明書をよく読んで、接続し忘れがないか十分確認してください。 3.IDEケーブルやFDDケーブル、ジャンパー設定をチェック ジャンパー設定をしていないとBIOSが起動しないものもあります。再度確認してください。 また、IDEやFDDケーブルが正しい方向に繋がっているか確認します。 4.CMOSクリアをして起動チェック CMOSクリアをして起動できるか確認します。 CMOSクリアとはBIOSを初期状態にリセットする機能です。 必ずコンセントを抜いて、説明書を見ながらCMOSクリアのジャンパー部分を見つけて作業してください。 輸送中にBIOSに誤信号が入ってしまうとBIOSが起動でない事もよくあるそうです。 5.最小構成にして起動できるかチェック 1〜4で解決できない場合、パーツの初期不良や相性問題の可能性があります。 メモリは1枚、VGAカードは取り外してください。 PCIスロットには何も付けず、IDEケーブルも全て抜いた状態で起動できるか確認します。 6.マザーボードをケースから外し、最小構成で起動できるかチェック マザーボードをケースから取り外して下にダンボールを置き、最小構成で起動できるか確かめます。 マザーボードとケースが接触してショートを起こし、起動できないパターンが稀にあるそうです。 7.ボタン電池を交換して起動チェック 最初に作った時ではなく、使ってから数年するとよく起こるパターンです。 BIOSの設定情報を記録しているボタン電池が消耗すると起動できなくなります。 購入したばかりのマザーボードでは起こりませんが、念のため注意する必要はあります。 8.ノーブランドのメモリを使っている場合は別のブランド品のメモリにして動作チェック ノーブランドのメモリはトラブル発生の元です。 その場合はブランド品または永久保障のメモリを取り付け、起動できるか確かめます。 9.電源出力が足りているか計算、または電源交換 格安の電源はトラブル発生の元です。 特に室温が低いと電気出力が減ることもあります。 電気出力が足りているか計算し足りない場合は電源交換をします。 電源が足りないと起動できません。 10.メモリ・CPU・VGA・マザーボードが動作しているかチェック 別のパソコンにセットして初期不良でないか確かめます。 ほかにパソコンがない場合は購入した店で動作チェックを依頼してください。 購入してから1週間以内ならば初期不良のチェック・パーツ交換が無料でできるはずです。 出来るだけ早めに診断してもらいましょう。 購入した店が違う場合でも全てのパーツを持ち込み、一緒にチェックしてもらうと早く解決できます。 |
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