2017,01,29, Sunday
前回の記事に引き続き、ハードディスク関係のお話となります。
メインデータ用ハードディスクが前兆なく壊れてしまったので、
今度のハードディスクはデータの二重化をしていきたいと思います。
一番簡単で安上がりなのは、ハードディスクやBDメディアを買って
定期的に手動バックアップすることですね。ただ面倒くさがりな自分だと、
最初の数ヶ月しかやらなくなるのが目に見えています。
そこでRAIDケースを初めて導入することを決めました。
RAIDとは、2台以上のハードディスクを使って1台の
大きなハードディスクにまとめて使えるようにするためのものです。
RAIDにはRAID0、RAID1、RAID5等のモードがいくつかあるのですが
私は2台のハードディスク両方に、常に同じデータが保存されるRAID1を使います。
片方のハードディスクが壊れても、残り1台のデータを使って復元ができます。
RAIDケースはいろいろなものがありますが、
今回はRATOC製RS-EC32-U3Rにしました。
USB3.0接続対応のRAIDケースです。
RAIDケース本体です。
予想よりもかなり小さく、内蔵ハードディスクを3個
積み上げたくらいのサイズしかありません。
フロント以外の筐体は金属製になっています。
RAIDケース背面です。RAID動作モードがLEDで点灯するようです。
DIPスイッチがあり、故障時のブザー鳴動設定やPC連動設定ができます。
新しいハードディスクです。さすがに同じ3TBモデルは買えませんので
Seagate製ST4000DM005を2台買いました。
また、念のため2台は同一ロットを防ぐため(故障タイミングをずらすため)
購入店舗をそれぞれ違う店にしました。
左はNTT-Xストアで購入し製造月は2016年11月
右はamazonで購入し製造月は2016年12月でした。
ST4000DM005は中に入ってる円盤(プラッタ)が3枚に減り
消費電力がだいぶ下がっているようですね。
回転数が5900rpmであることも1つですが
使用電力が5V550mA 12V370mAと書かれていました。
セットアップはUSB接続のハードディスクケースとほとんど同じです。
唯一の違いは、フォーマットする前にRAID設定をする必要があります。
RAIDケース付属ソフトの監視マネージャーから、ケースに
取り付けたハードディスクの動作設定を変更します。
初期値はSINGLEで、外付けハードディスクが2台ある状態になっています。
RAID1を設定してみました。2つあったハードディスクが1台になりました。
また、監視マネージャーの方でGPT初期化とNTFSクイックフォーマットも
自動で行われます。
RAID設定すると、Windows上からは1台のハードディスクにしか見えなくなります。
普通に使う分にはまったく問題ないですが、1台1台の状態については
監視マネージャーから確認ができます。S.M.A.R.T.の値もチェックできます。
RAIDケースには冷却ファンがついています。
普段は停止していますが温度が上昇すると自動で冷却ファンが回ります。
温度設定の初期値45℃ですが、お好みに合わせて温度を下げることもできます。
このRAIDケースは、業務用に負けない機能があり
片方のハードディスクが故障したとき、電源を入れたま
新品ハードディスクへの交換が可能になっています。
交換すると、自動でデータ復元が始まるようです。
このとき、PCからのデータ読み書きもできるのですが
復元動作をどれくらい優先するか設定できます。
基本的に初期値の90のままで良いと思います。
■まとめ(◎、◯は長所 △、×は短所)
◎電源入れたまま自動リビルド可能
家庭用のRAIDは、故障した場合は電源を切って
ハードディスクを入れ替える必要があります。
この製品も家庭向けですが、法人向け(業務用)と同じ機能があり
電源を入れたままハードディスク交換ができます。
またリビルド中にUSB接続を外しても、RAIDケース単独でリビルドを続けてくれます。
◎コンパクトで丈夫
購入したときに、筐体の小ささに驚きました。
中学生が使う小さな英和辞書くらいのサイズなので置き場所に困りません。
◎メーカWebサイトの情報が豊富
どういうRAIDの使い方ができるのかFAQの情報が豊富です。
疑問点・不安点を解消した状態で購入できた製品は珍しいです。
◎付属ソフトの監視マネージャーが使いやすい
付属ソフトでRAID設定や、ハードディスクの状態がチェックできます。
やりたいこと、知りたい情報がすべて付属ソフトに搭載されていて
完成度が非常に高いです。
また付属ソフトがなくても、RAIDケース単独でRAID設定もできるようです。
○値段が安い
RAIDは信頼性や読み書きの性能をあげる効果をもつシステムなので
製品は値段の高いものが多いのですが、このRAIDケースは1万円せず
7000円くらいで購入できます。USB外付けハードディスクの感覚で使えます。
△横置き不可
横置きもできそうな作りなのですがメーカーは横置き禁止になっています。
SATAコネクタの負荷を考慮してのことだと思いますが、自由に置けたらさらに便利です。
△ファンの排熱性能が今ひとつ
今回は低速回転のハードディスクを2個付けているので
あまり問題ではないですが、冷却ファンの排熱性能があまり良くありません。
7200rpmモデルで発熱の多いハードディスクは注意が必要です。
その代わり冷却ファンの騒音はかなり静かです。
珍しく×の項目がありませんでした。RAIDケースは初めての購入ですが、
7000円くらいでこの機能・性能があることに驚いています。
かなりコストパフォーマンスは高い製品ですね。
自宅サーバでもこのRAIDケース導入を考えています。
個人でも気軽にRAIDが使えるようになりましたね。
メインデータ用ハードディスクが前兆なく壊れてしまったので、
今度のハードディスクはデータの二重化をしていきたいと思います。
一番簡単で安上がりなのは、ハードディスクやBDメディアを買って
定期的に手動バックアップすることですね。ただ面倒くさがりな自分だと、
最初の数ヶ月しかやらなくなるのが目に見えています。
そこでRAIDケースを初めて導入することを決めました。
RAIDとは、2台以上のハードディスクを使って1台の
大きなハードディスクにまとめて使えるようにするためのものです。
RAIDにはRAID0、RAID1、RAID5等のモードがいくつかあるのですが
私は2台のハードディスク両方に、常に同じデータが保存されるRAID1を使います。
片方のハードディスクが壊れても、残り1台のデータを使って復元ができます。
RAIDケースはいろいろなものがありますが、
今回はRATOC製RS-EC32-U3Rにしました。
USB3.0接続対応のRAIDケースです。
RAIDケース本体です。
予想よりもかなり小さく、内蔵ハードディスクを3個
積み上げたくらいのサイズしかありません。
フロント以外の筐体は金属製になっています。
RAIDケース背面です。RAID動作モードがLEDで点灯するようです。
DIPスイッチがあり、故障時のブザー鳴動設定やPC連動設定ができます。
新しいハードディスクです。さすがに同じ3TBモデルは買えませんので
Seagate製ST4000DM005を2台買いました。
また、念のため2台は同一ロットを防ぐため(故障タイミングをずらすため)
購入店舗をそれぞれ違う店にしました。
左はNTT-Xストアで購入し製造月は2016年11月
右はamazonで購入し製造月は2016年12月でした。
ST4000DM005は中に入ってる円盤(プラッタ)が3枚に減り
消費電力がだいぶ下がっているようですね。
回転数が5900rpmであることも1つですが
使用電力が5V550mA 12V370mAと書かれていました。
セットアップはUSB接続のハードディスクケースとほとんど同じです。
唯一の違いは、フォーマットする前にRAID設定をする必要があります。
RAIDケース付属ソフトの監視マネージャーから、ケースに
取り付けたハードディスクの動作設定を変更します。
初期値はSINGLEで、外付けハードディスクが2台ある状態になっています。
RAID1を設定してみました。2つあったハードディスクが1台になりました。
また、監視マネージャーの方でGPT初期化とNTFSクイックフォーマットも
自動で行われます。
RAID設定すると、Windows上からは1台のハードディスクにしか見えなくなります。
普通に使う分にはまったく問題ないですが、1台1台の状態については
監視マネージャーから確認ができます。S.M.A.R.T.の値もチェックできます。
RAIDケースには冷却ファンがついています。
普段は停止していますが温度が上昇すると自動で冷却ファンが回ります。
温度設定の初期値45℃ですが、お好みに合わせて温度を下げることもできます。
このRAIDケースは、業務用に負けない機能があり
片方のハードディスクが故障したとき、電源を入れたま
新品ハードディスクへの交換が可能になっています。
交換すると、自動でデータ復元が始まるようです。
このとき、PCからのデータ読み書きもできるのですが
復元動作をどれくらい優先するか設定できます。
基本的に初期値の90のままで良いと思います。
■まとめ(◎、◯は長所 △、×は短所)
◎電源入れたまま自動リビルド可能
家庭用のRAIDは、故障した場合は電源を切って
ハードディスクを入れ替える必要があります。
この製品も家庭向けですが、法人向け(業務用)と同じ機能があり
電源を入れたままハードディスク交換ができます。
またリビルド中にUSB接続を外しても、RAIDケース単独でリビルドを続けてくれます。
◎コンパクトで丈夫
購入したときに、筐体の小ささに驚きました。
中学生が使う小さな英和辞書くらいのサイズなので置き場所に困りません。
◎メーカWebサイトの情報が豊富
どういうRAIDの使い方ができるのかFAQの情報が豊富です。
疑問点・不安点を解消した状態で購入できた製品は珍しいです。
◎付属ソフトの監視マネージャーが使いやすい
付属ソフトでRAID設定や、ハードディスクの状態がチェックできます。
やりたいこと、知りたい情報がすべて付属ソフトに搭載されていて
完成度が非常に高いです。
また付属ソフトがなくても、RAIDケース単独でRAID設定もできるようです。
○値段が安い
RAIDは信頼性や読み書きの性能をあげる効果をもつシステムなので
製品は値段の高いものが多いのですが、このRAIDケースは1万円せず
7000円くらいで購入できます。USB外付けハードディスクの感覚で使えます。
△横置き不可
横置きもできそうな作りなのですがメーカーは横置き禁止になっています。
SATAコネクタの負荷を考慮してのことだと思いますが、自由に置けたらさらに便利です。
△ファンの排熱性能が今ひとつ
今回は低速回転のハードディスクを2個付けているので
あまり問題ではないですが、冷却ファンの排熱性能があまり良くありません。
7200rpmモデルで発熱の多いハードディスクは注意が必要です。
その代わり冷却ファンの騒音はかなり静かです。
珍しく×の項目がありませんでした。RAIDケースは初めての購入ですが、
7000円くらいでこの機能・性能があることに驚いています。
かなりコストパフォーマンスは高い製品ですね。
自宅サーバでもこのRAIDケース導入を考えています。
個人でも気軽にRAIDが使えるようになりましたね。
| パソコン関係::自作パソコン・自宅サーバ | 16:02 | コメント(0) |