2014,09,17, Wednesday
先月シルバーウイングを車検に出した時に代車を1週間使っていました。
代車はいくつか250ccクラスで選べたのですが
アメリカンが1台あるらしいので、それを借りてみることにしました。
レンタルバイクではないですが、無料で試乗できるチャンスなので
試乗レポートにしてみたいと思います。
代車で用意してもらったバイクは
HYOSUNG(ヒョースン)のGV250という車種になります。
はじめて聞いたメーカーなのですが、SAMSUNGと発音が似ているので
調べてみると韓国のメーカーということが分かりました。
私個人的には、あまり中国・韓国メーカーに良いイメージがないので
お金を払ってレンタルバイクを使う候補からは外れてしまいます。
今回みたいに代車という形で無料で利用できる機会に試乗するのが一番ですね。
GV250は250ccクラスのMT車でアメリカンに分類されるバイクです。
エンジンの冷却方法が油冷となっているのが珍しい点ですね。
冷却能力は空冷よりは良く、水冷ほど重量が重くならないようです。
アメリカンにしては珍しく、アナログの二連メーターとなっています。
速度表示は「キロメートル表示」と「マイル表示」が両方
刻まれているので速度の単位が違う外国でも走れる仕様ですね。
ガソリンタンクが大きくて14Lのタンク容量があります。
エンジンの重心が低いこともあり、ガソリン満タンでも
取り回しは重くなく、街乗りには適していますね。
■まとめ(◎、◯は長所 △、×は短所)
◎長時間の運転がしやすい座席
大型二輪教習で乗ったハーレーXL883でも感じたのですが
着座位置が良く、自然な状態で座れます。
MT車にしてはシートがかなり広くなっているので
長時間乗っていても腰が痛くなることはありません。
◯取り回しは軽い
車体重量が176kgなので、250ccにしてはやや重い方になりますが
重心が低いため250ccビッグスクーターと同じくらいの
感覚で楽に取り回しはできます。
◯V型2気筒エンジンの低回転の良さ
V型2気筒なので、独特の鼓動感があります。
低速回転のドコドコした感じは、アメリカンの
バイクに乗っている雰囲気があっていいですね。
◯キー操作が快適
日本のバイクとキー操作は同じですが
ハンドルロックは日本車よりもキー操作がしやすいです。
△ブレーキが弱い
ディスクブレーキではないため、ブレーキ性能があまり良くありません。
乗り方としては、エンジンブレーキも活用しながら
余裕をもった運転が求められます。
△燃費は今ひとつ
満タン法で燃費を計算してみると25km/Lとなりました。
400cc水冷2気筒エンジンのシルバーウイングと
同じ燃費であり、単気筒と比べると良い数字ではありません。
ただしガソリンタンクが大きいので航続距離は長いですね。
×高回転型エンジンで車体の特徴とミスマッチ
控えめな排気量なので仕方ないのですが
高回転型エンジンが搭載されているため
登坂や加速時は6000rpm以上回す必要があります。
低速回転はV型エンジンの鼓動が楽しめるのですが
実用面では高回転域を使うことが多いため
V型エンジンの音が、耕運機のような音になってしまい
せっかくの雰囲気が台無しになってしまいます。
このような感じで、腰が痛くならないのと
鍵の操作がやりやすい以外は、改良が求められる点が多々ありました。
代車として1週間借りたのですが、初日でGV250は飽きてしまいました。
やはりアメリカンは400cc以上の排気量が必須ですね。
「250ccのバイク」としてなら乗れますが、
「アメリカン」として乗るなら、低速回転で
走れるパワーがないと運転しても楽しくないと思います。
バイクのキャラクターにあわないエンジンが不釣り合いに見えたので
代車に乗ったあとから調べてみると・・・ヒョースンは過去に
スズキと業務提携してバイクを製造していたこともあるようです。
しかし一方的に提携を切り、バイク製造を続けているため
実質的に、日本の技術を盗んでそのまま自社技術と
称して採用しているようです。
確かにモノ造りは模倣から始まるので、似たものを開発すること
自体は悪くないのですが、業務提携で手に入れた技術を
独自技術と言い張ることについては感心しませんね。
技術を吸収しても「良いものに改良していく」のではなく
「安く作っていく」方針であることが垣間見えます。
バイクは趣味性の高い乗り物なので、独自性がないと
魅力のない車種になってしまいます。
残念ながらGV250は、これの悪いお手本とも言える車両に感じました。
1日で飽きてしまった原因はこれですね・・・。
メリットとして新車価格が安いので、何か他のバイクに
乗り換えるまでのつなぎとして乗るには良いかもしれません。
メインバイクとしては利用価値は低いですね。
ヒョースンのように値段で勝負するなら250ccではなく、
50ccや125ccなどの維持費がかからない原付クラスだと
まだ日本で頑張れる余地はあるかもしれません。
チョイノリに勝る製品に期待します。
代車はいくつか250ccクラスで選べたのですが
アメリカンが1台あるらしいので、それを借りてみることにしました。
レンタルバイクではないですが、無料で試乗できるチャンスなので
試乗レポートにしてみたいと思います。
代車で用意してもらったバイクは
HYOSUNG(ヒョースン)のGV250という車種になります。
はじめて聞いたメーカーなのですが、SAMSUNGと発音が似ているので
調べてみると韓国のメーカーということが分かりました。
私個人的には、あまり中国・韓国メーカーに良いイメージがないので
お金を払ってレンタルバイクを使う候補からは外れてしまいます。
今回みたいに代車という形で無料で利用できる機会に試乗するのが一番ですね。
GV250は250ccクラスのMT車でアメリカンに分類されるバイクです。
エンジンの冷却方法が油冷となっているのが珍しい点ですね。
冷却能力は空冷よりは良く、水冷ほど重量が重くならないようです。
アメリカンにしては珍しく、アナログの二連メーターとなっています。
速度表示は「キロメートル表示」と「マイル表示」が両方
刻まれているので速度の単位が違う外国でも走れる仕様ですね。
ガソリンタンクが大きくて14Lのタンク容量があります。
エンジンの重心が低いこともあり、ガソリン満タンでも
取り回しは重くなく、街乗りには適していますね。
■まとめ(◎、◯は長所 △、×は短所)
◎長時間の運転がしやすい座席
大型二輪教習で乗ったハーレーXL883でも感じたのですが
着座位置が良く、自然な状態で座れます。
MT車にしてはシートがかなり広くなっているので
長時間乗っていても腰が痛くなることはありません。
◯取り回しは軽い
車体重量が176kgなので、250ccにしてはやや重い方になりますが
重心が低いため250ccビッグスクーターと同じくらいの
感覚で楽に取り回しはできます。
◯V型2気筒エンジンの低回転の良さ
V型2気筒なので、独特の鼓動感があります。
低速回転のドコドコした感じは、アメリカンの
バイクに乗っている雰囲気があっていいですね。
◯キー操作が快適
日本のバイクとキー操作は同じですが
ハンドルロックは日本車よりもキー操作がしやすいです。
△ブレーキが弱い
ディスクブレーキではないため、ブレーキ性能があまり良くありません。
乗り方としては、エンジンブレーキも活用しながら
余裕をもった運転が求められます。
△燃費は今ひとつ
満タン法で燃費を計算してみると25km/Lとなりました。
400cc水冷2気筒エンジンのシルバーウイングと
同じ燃費であり、単気筒と比べると良い数字ではありません。
ただしガソリンタンクが大きいので航続距離は長いですね。
×高回転型エンジンで車体の特徴とミスマッチ
控えめな排気量なので仕方ないのですが
高回転型エンジンが搭載されているため
登坂や加速時は6000rpm以上回す必要があります。
低速回転はV型エンジンの鼓動が楽しめるのですが
実用面では高回転域を使うことが多いため
V型エンジンの音が、耕運機のような音になってしまい
せっかくの雰囲気が台無しになってしまいます。
このような感じで、腰が痛くならないのと
鍵の操作がやりやすい以外は、改良が求められる点が多々ありました。
代車として1週間借りたのですが、初日でGV250は飽きてしまいました。
やはりアメリカンは400cc以上の排気量が必須ですね。
「250ccのバイク」としてなら乗れますが、
「アメリカン」として乗るなら、低速回転で
走れるパワーがないと運転しても楽しくないと思います。
バイクのキャラクターにあわないエンジンが不釣り合いに見えたので
代車に乗ったあとから調べてみると・・・ヒョースンは過去に
スズキと業務提携してバイクを製造していたこともあるようです。
しかし一方的に提携を切り、バイク製造を続けているため
実質的に、日本の技術を盗んでそのまま自社技術と
称して採用しているようです。
確かにモノ造りは模倣から始まるので、似たものを開発すること
自体は悪くないのですが、業務提携で手に入れた技術を
独自技術と言い張ることについては感心しませんね。
技術を吸収しても「良いものに改良していく」のではなく
「安く作っていく」方針であることが垣間見えます。
バイクは趣味性の高い乗り物なので、独自性がないと
魅力のない車種になってしまいます。
残念ながらGV250は、これの悪いお手本とも言える車両に感じました。
1日で飽きてしまった原因はこれですね・・・。
メリットとして新車価格が安いので、何か他のバイクに
乗り換えるまでのつなぎとして乗るには良いかもしれません。
メインバイクとしては利用価値は低いですね。
ヒョースンのように値段で勝負するなら250ccではなく、
50ccや125ccなどの維持費がかからない原付クラスだと
まだ日本で頑張れる余地はあるかもしれません。
チョイノリに勝る製品に期待します。
| 車/バイク関係::試乗レビュー | 16:08 | コメント(1) |
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