2014,05,11, Sunday
週末は天気がいいので、レンタルバイクで試乗してきました。
いよいよ4月に取った大型二輪免許を使う日がやってきましたね。
ヤマハT-MAX(黒色2014年式)です。排気量530ccのビッグスクーターです。
スクーターとしてヤマハ製では最大排気量の車種で、メーカーからは
ビッグスクーターではなくオートマチック・スーパースポーツと区分されています。
T-MAX側面です。ビッグスクーターの中ではタイヤが大きく15インチあります。
また、フロントタイヤはダブルディスクブレーキとなっていて
スポーツスクーターらしい豪華な装備となっています。
ライトはハロゲンランプですが、マルチリフレクターではなく
プロジェクタ式ヘッドライトとなっています。
昼間でも明るいですが、プロジェクタ式ならグレア対策に
悩まされることなく気軽にHIDに換装できますね。
シルバーウイングと同様ロービームは片目点灯で、
ハイビームの時は2灯どちらも点灯します。
運転席から見える計器類です。アナログの速度計、タコメーターをはじめ
デジタル表示で、オドメーターやトリップメーター、水温計、燃料計が確認できます。
また、外気温の表示や、100km走行あたりの燃料消費量の表示も可能です。
ハンドブレーキもついていますが、ハンドブレーキ使用中でも計器類に
ランプが表示されないので注意してください。
※シルバーウイングだと赤色で(!)ランプが表示されます
私が持っているシルバーウイングGT400と並べてみました。
どちらもスピード感あふれるデザインです。シルバーウイングは流線型ですが
T-MAXは、わずかにシグナスやマジェスティの面影があります。
フロント側からシルバーウイングとT-MAXの比較です。
やはりマルチリフレクターからプロジェクタ式になっていることで、
ライト周辺のボリューム感が全然違います。
シルバーウイングだと、走行中はフロントのウインカーが両方ポジション球も兼ねて
点灯しますが、T-MAXのときは右左折・ハザード以外では点灯しません。
2台並べてから上から写真を撮ると、車体本体の大きさの違いが
ハッキリ分かります。T-MAXはシルバーウイングよりもひと回り小さくなっています。
T-MAXの運動性能を調べるために、山道(道志みち)と
高速道路(中央道)を走行しました。運転感覚をもとに、まとめを書いてみます。
また、普段乗っているシルバーウイングGT400の比較も含めて記述します。
■まとめ(◎、○は長所 △、×は短所)
◎抜群の加速性能
530ccの大型二輪というのもありますが
100km/hまでの加速性能がスクーターの中では最速レベルの速さです。
400ccネイキッド(CB400、XJR400)のフル加速よりも速いかもしれません。
また、シルバーウイングと違い自動遠心クラッチは、湿式多板なので
駆動力の伝達反応が非常に良く、坂道発進を繰り返しても
キュルキュルした異音が出ず余裕があります。
◎コーナリングが安定
ハンドルが非常に軽くて、とても運転しやすいです。
山道のコーナリングは楽に曲がることができます。
15インチのラジアルタイヤを採用していることもあって走破性は良いですね。
○車体が軽い
大型二輪ですが、車重は220kg程度で一般的な
250ccビッグスクーターと変わらないくらい軽量化を施しています。
また、エンジンがバイク中央にあるため、車体重量が前輪・後輪にバランスよく
分散されるため、センタースタンドは原付並に楽にかけることができます。
○ブレーキがよく効く
シルバーウイングと大きな差が出るところで
前後ブレーキとも、よく効くので安心して停車することができます。
エンジンブレーキも強力なので、山道の速度調整も
あまりブレーキを使う必要がありませんでした。
△長時間の運転には不向きな座席
シルバーウイングは着座姿勢が安定していて、長時間座っていても
疲れないですが、T-MAXは2時間程度乗っていると腰が痛くなります。
T-MAXの場合は1時間程度で休憩が必須ですね。
△ガソリンがハイオク指定
燃費自体はシルバーウイングGT400とほとんど同じ(22km/L~25km/L)ですが
ガソリンはハイオクが指定されるため、ガソリン代が高くなります。
△ミラーが見難い
ネイキッドやスクーターは、ハンドルにミラーをネジ止めするものが
多いのですが、T-MAXは車体カウルに直付される
カウルミラーというものになっています。ミラーが遠い位置にあるため、
普段よりも後方がチェックしにくく感じました。
×足付き性が非常に悪い
レンタルバイクで初めてT-MAXに乗った瞬間から違和感のあるところです。
私は身長177cmありますが両足がつま先立ちになってしまいます。
シートとフロアステップの形状が運転者に配慮していないのでしょうか?
今回試乗したT-MAXはまだ200km走行の新車ですが、
すでに立ちごけの傷がありました。車体の取り回しは楽ですが
足付き性が悪いので、足元は気をつけないと転倒する可能性があります。
今回の試乗では、山梨県の山中湖まで行きましたが
はじめて雲のかかっていない富士山を見ることができました。
地元の景色と絡めてバイクの写真を取ると、旅に行った雰囲気があって楽しいです。
まとめると、シルバーウイングとT-MAXはそれぞれ一長一短があるので
判断が難しいところですが、基本的に運転しやすいのはT-MAXです。
長距離移動メイン&ランニングコスト安くするならシルバーウイング、
日帰りツーリングとコーナリング、スタイリング重視ならT-MAXと言えるのではないでしょうか。
大型二輪の中では教習車NC750並に運転しやすい車種になりそうです。
いよいよ4月に取った大型二輪免許を使う日がやってきましたね。
ヤマハT-MAX(黒色2014年式)です。排気量530ccのビッグスクーターです。
スクーターとしてヤマハ製では最大排気量の車種で、メーカーからは
ビッグスクーターではなくオートマチック・スーパースポーツと区分されています。
T-MAX側面です。ビッグスクーターの中ではタイヤが大きく15インチあります。
また、フロントタイヤはダブルディスクブレーキとなっていて
スポーツスクーターらしい豪華な装備となっています。
ライトはハロゲンランプですが、マルチリフレクターではなく
プロジェクタ式ヘッドライトとなっています。
昼間でも明るいですが、プロジェクタ式ならグレア対策に
悩まされることなく気軽にHIDに換装できますね。
シルバーウイングと同様ロービームは片目点灯で、
ハイビームの時は2灯どちらも点灯します。
運転席から見える計器類です。アナログの速度計、タコメーターをはじめ
デジタル表示で、オドメーターやトリップメーター、水温計、燃料計が確認できます。
また、外気温の表示や、100km走行あたりの燃料消費量の表示も可能です。
ハンドブレーキもついていますが、ハンドブレーキ使用中でも計器類に
ランプが表示されないので注意してください。
※シルバーウイングだと赤色で(!)ランプが表示されます
私が持っているシルバーウイングGT400と並べてみました。
どちらもスピード感あふれるデザインです。シルバーウイングは流線型ですが
T-MAXは、わずかにシグナスやマジェスティの面影があります。
フロント側からシルバーウイングとT-MAXの比較です。
やはりマルチリフレクターからプロジェクタ式になっていることで、
ライト周辺のボリューム感が全然違います。
シルバーウイングだと、走行中はフロントのウインカーが両方ポジション球も兼ねて
点灯しますが、T-MAXのときは右左折・ハザード以外では点灯しません。
2台並べてから上から写真を撮ると、車体本体の大きさの違いが
ハッキリ分かります。T-MAXはシルバーウイングよりもひと回り小さくなっています。
T-MAXの運動性能を調べるために、山道(道志みち)と
高速道路(中央道)を走行しました。運転感覚をもとに、まとめを書いてみます。
また、普段乗っているシルバーウイングGT400の比較も含めて記述します。
■まとめ(◎、○は長所 △、×は短所)
◎抜群の加速性能
530ccの大型二輪というのもありますが
100km/hまでの加速性能がスクーターの中では最速レベルの速さです。
400ccネイキッド(CB400、XJR400)のフル加速よりも速いかもしれません。
また、シルバーウイングと違い自動遠心クラッチは、湿式多板なので
駆動力の伝達反応が非常に良く、坂道発進を繰り返しても
キュルキュルした異音が出ず余裕があります。
◎コーナリングが安定
ハンドルが非常に軽くて、とても運転しやすいです。
山道のコーナリングは楽に曲がることができます。
15インチのラジアルタイヤを採用していることもあって走破性は良いですね。
○車体が軽い
大型二輪ですが、車重は220kg程度で一般的な
250ccビッグスクーターと変わらないくらい軽量化を施しています。
また、エンジンがバイク中央にあるため、車体重量が前輪・後輪にバランスよく
分散されるため、センタースタンドは原付並に楽にかけることができます。
○ブレーキがよく効く
シルバーウイングと大きな差が出るところで
前後ブレーキとも、よく効くので安心して停車することができます。
エンジンブレーキも強力なので、山道の速度調整も
あまりブレーキを使う必要がありませんでした。
△長時間の運転には不向きな座席
シルバーウイングは着座姿勢が安定していて、長時間座っていても
疲れないですが、T-MAXは2時間程度乗っていると腰が痛くなります。
T-MAXの場合は1時間程度で休憩が必須ですね。
△ガソリンがハイオク指定
燃費自体はシルバーウイングGT400とほとんど同じ(22km/L~25km/L)ですが
ガソリンはハイオクが指定されるため、ガソリン代が高くなります。
△ミラーが見難い
ネイキッドやスクーターは、ハンドルにミラーをネジ止めするものが
多いのですが、T-MAXは車体カウルに直付される
カウルミラーというものになっています。ミラーが遠い位置にあるため、
普段よりも後方がチェックしにくく感じました。
×足付き性が非常に悪い
レンタルバイクで初めてT-MAXに乗った瞬間から違和感のあるところです。
私は身長177cmありますが両足がつま先立ちになってしまいます。
シートとフロアステップの形状が運転者に配慮していないのでしょうか?
今回試乗したT-MAXはまだ200km走行の新車ですが、
すでに立ちごけの傷がありました。車体の取り回しは楽ですが
足付き性が悪いので、足元は気をつけないと転倒する可能性があります。
今回の試乗では、山梨県の山中湖まで行きましたが
はじめて雲のかかっていない富士山を見ることができました。
地元の景色と絡めてバイクの写真を取ると、旅に行った雰囲気があって楽しいです。
まとめると、シルバーウイングとT-MAXはそれぞれ一長一短があるので
判断が難しいところですが、基本的に運転しやすいのはT-MAXです。
長距離移動メイン&ランニングコスト安くするならシルバーウイング、
日帰りツーリングとコーナリング、スタイリング重視ならT-MAXと言えるのではないでしょうか。
大型二輪の中では教習車NC750並に運転しやすい車種になりそうです。
| 車/バイク関係::試乗レビュー | 10:05 | コメント(3) |