安心できるリサイクル活動へ
今月に入ってから、職場の自動販売機には
ペットボトルのキャップを入れる箱が設置されました。

エコキャップ運動
どうやら使用済みペットボトルを捨てる時は
キャップのフタは外して分別しなければいけないようです。

月始めの朝礼で、管理職から説明があったのですが
「エコ活動としてキャップは別に回収することになった」
という話だけでした。

インターネットで調べてみると「エコキャップ運動」によるものと考えられます。
この活動の流れとしては、ペットボトルのキャップを回収して
再資源化したお金をワクチン寄付団体に募金させることだそうです。

活動自体は、とても良い内容に見えるのですが
読み進めると、キャップの回収方法に納得できない点が見えてきます。

キャップの回収には専用の回収袋を購入する必要があり
また回収時の送料は、送り主負担となっていることに驚きました。
ペットボトルのキャップ自体の価値よりも、袋と送料の費用が高くつくのです。

単純にワクチンを寄付するのであれば
エコ活動を省いたほうが効率が良い結果になります。
この短所については、団体の公式サイトQ&Aにも取り上げられていて
「ワクチン寄付は派生的な活動である」と書かれています。

本来の目的は「リサイクル活動促進」であるのに、それはアピールせず
初めて見た人は「ワクチン寄付」がメインであるように
見せる仕掛けは感心しませんね。

ワクチン寄付がメインの目的としたほうが、効率よく集る見込みが
あるからだと思いますが、これがボランティア活動でなかったら
不当表示防止法に違反してしまうレベルの内容です。


ゴミの分別をせずに捨てて、焼却炉を痛めるケースも多いと思うので
分別を意識付けるきっかけとしてエコキャップ運動を呼びかけて欲しいです。


ちなみに私は募金活動というものに寄付をしたことがありません。
冷たい人間というわけではなく、お金の使い道が不透明であるからです。
団体の運営費などもある程度は必要経費だとは思いますが
お金という形だと、どんなものにも使いまわせてしまうのが欠点です。

「古着」「古本」のように、現物支給に限定させて
お金に変換する効率の悪いものであれば、
寄付した物の使い道は限られるので喜んで寄付したいです。

物事の本質を理解して、最善の判断を下すスキルは大事ですね。
| 雑談・日常生活::普通の日記 | 23:59 | コメント(0) |
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