正しく常識的な情報の扱い方を、とくダネは知らない
今日はこちらの記事を紹介します。

とくダネ!がSNSの台風動画「返答なくても使用」、弁護士「違法とまではいえない」

「とくダネ!がツイート無断使用!」 ネット炎上→実は許可取っていました : J-CASTニュース

台風の被害状況を、一般の方がスマホで動画撮影してTwitterで
公開しているものがあります。その映像をフジテレビのとくダネという
ニュース番組で利用したいという相談があったようです。

投稿者がテレビの放送を許可した(らしい)ので、根本的に問題なかったようですが
本人からの返事が遅かったせいか、深夜・早朝に何度もリプライを送り
挙げ句の果てには「午前8時までに返答ない場合は、放送で使用させていただく」
という一方的な交渉をしてきています。

本来マスコミは現地で取材するところをインターネットから
無料で情報を手に入れて報道するわけですから、もっと低姿勢で交渉すべきです。
弁護士によるコラムでは、著作権法には例外があり
事件の報道のためであれば許可なく他人の動画を利用できる特例があるようです。

しかし、Twitterの動画が実は加工され偽の映像である可能性も
ゼロではありませんから無断使用は非常に高いリスクがありますし、
報道とは言えテレビ局は営利目的の企業ですから、必ず許可をもらうべきです。

あまり批判の対象になっていませんが、個人的にマスコミの
映像提供で気に入らないポイントは2点あります。

①「視聴者提供」のテロップ表記
②使用許諾交渉がDMで行われている

まずは①は一般の方から許可をもらった映像が放送されるとき
「視聴者提供」というテロップが表示されますね。許諾をもらったときに
番組視聴者であることを確認しているのであれば別に構いませんが
本来であれば、提供者の名前(ハンドルネーム・本人希望の仮称)を表記すべきです。

私もいろいろ動画は撮っていますが、まだテレビ局からの提供依頼はありません。
もし依頼が来たときは、視聴者提供ではなく名前を掲載するよう条件付きで
許可したいと考えています。

たいていの映像は無償で提供されているかと思いますが、
テロップ表記をしない場合や、撮影者が有償でなければ許可しない場合
どれくらいの価格になるのか気になりますね。


また、②の使用許諾交渉ですがマスコミからのリプライの大半が
「フォローしてDMで話したい」の決まり文句ですね。
これはマスコミの一方的な要望であり、交渉の場をDMへ変更するのか
リプライで続けるかは動画撮影者が選べるようにすべきです。

今回のケースも転載の許諾はもらっているらしいですが
Twitterからではその様子が一切分からないことから転載OKのソースがなく
無断使用されたと炎上しています。なぜマスコミはDMにこだわるのでしょうか?
多くの映像は無償で使われていると思いますし、電話確認で個人情報を開示するとき以外は
リプライで「映像は私が撮影しているもので、使って構いません」で十分かと思います。

報道活動の透明性を意識してマスコミが動けば「マスゴミ」などと
罵られるケースは減るのではないでしょうか?一歩一歩マスコミは
殿様商売から抜け出すように頑張って欲しいところです。

| 雑談・日常生活::ネットからの話題 | 23:59 | コメント(0) |
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